デジタル一眼レフ&ミラーレス一眼カメラ、レンズの個人的レビューなど

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ソニー新型ミラーレス「α6400」を「リアルタイム瞳AF」目当てに買ってきたのでレビュー

α6400+10-18モニタ反転

毎度ご無沙汰しております。
ソニーα6400買ってきたのでこれをネタに書いてみたいと思います。
(上の写真は別売レンズ装着状態です)

エントリーミラーレスのシェアも取りに来た?

この新発売のα6400ですが、いきなり身も蓋もないことを言うとα6300のボディに最新のAFを載せて、背面液晶が自分撮りできるように前を向くようになっただけ、という感じではあります。
 
α6400機種名表示
 
でも、その分価格が抑えめ。キャッシュバックもあるよ、
ということで好調なフルサイズミラーレス一眼の勢いでエントリークラスのミラーレス一眼のシェアも取りに来た感じですね。
 
※ここからα6400に手を出すに至った言い訳が少々続きます。
飛ばしたい方はこちらをクリック。

ミラーレス機のAF性能って、こんなもん?

個人的には去年オリンパスのOM-D E-M1 Mark IIソニーのα7IIIを入手したのですが、E-M1 Mark II はAFの信頼性がいまいち。(※個人の感想です)
「パッと構えてパッと撮る」というような撮り方をすると(合焦の音やファインダー内の合焦マークが出ていても)結構ピントを外します
 
まあしっかり合焦を確認してシャッター切れば問題ないのですが。
 
あと、ちょっと暗いとAF迷いまくって使えないことが結構ある。
「瞳AF」も搭載しているはずなんですが、実際機能しているのかいまいち不安。
 
ミラーレス機のAF性能って、こんなもん?
 
全く使えないわけではないのですが、ニコンのD500のようなハイエンドレフ機と比べると、正直「ちょっと使いにくいなー」という感じではあります。まあ個体差によるものもあるのかもしれない…とも思うのですが。

でもα7IIIならレフ機と同等に使える(と思う)

で、ソニーのα7IIIの方は発売時期が新しいこともあり、AFもかなり正確。操作系も完璧だとは言いませんが十分使いやすいと言えるレベルかと。D500などと比べると低輝度AFの限界は負けるのかもしれませんが、実際に使った印象ではα7IIIならレフ機と同等に使える印象です。
 
「やっぱりミラーレスはソニーが一番なのか?」
というわけで小型ミラーレスとしてソニーのα6500も購入。
 
が、使っているとα6500のAFもα7IIIほどの信頼性はないのかなという感じ。
ウチにある E-M1 Mark IIよりは暗所AFも多少マシで、大きくピンボケになることも少ないのですが、なんとなーく微妙にピンを外していることが結構ある。
 
これ、ソニーの人も認めてます(下の記事)。
新製品「α6400」の狙いとは?ソニーのミラーレス戦略を聞く – デジカメ Watch
https://dc.watch.impress.co.jp/docs/interview/1170312.html
上の記事の上から3分の1あたりに
「状況により、よく見るとピントが合っていないことが時々あった」
というようなことが書かれています。
 
E-M1 Mark IIもα6500も、発売されたのは2016年12月。
2016年末時点ではまだミラーレス機のAFは完成度が低かったのかなと。
ちなみにα9が発売されたは2017年5月。α9出現以前と以後でソニーミラーレス機のAF性能にはギャップがある…かもしれない。(例によって勝手な想像ですが。)

と、いうわけでα6400購入

と、いうわけで最新のAF搭載のソニーα6400を購入してみました。
 
α6400+18-135モニタ引き出し
 
先述のようにα6300のマイナーチェンジっぽいモデルで、カスタムボタンが1コ少ないとか、手ブレ補正がないとか、ボディ背面がプラだったりとα6500より劣る部分もあるのですが、
 
「しっかりピントが合うことの方が大事だ!」
 
という判断でございます。
 
α6400背面アップ
 
我ながら、ソニーの商品戦略に乗せられまくっている感がなくもないのですが、まあ良いかと。
今年は他にもAPS-Cカメラが出るそうで…楽しみなようなコワいような。。。
(ちなみに上の写真、背面モニタに市販のカバーガラスを貼ってます。少々ズレてますがこちらもまあ良いかと。。。)
 
で、話題の「リアルタイム瞳AF」ですが、身近な人物を撮影してみるとシャッター半押しでフツーに、当たり前のように目に緑の四角が表示される。
「AF-A」「AF-C」モードにしておけばそのまま目をAFが追従してくれる。
なので撮影する側は構図だけ意識してシャッター切ればOK。
 
すごくラクです。
人物撮る人には必須でしょうこれ。
 
α6400瞳AF設定イメージ
 
α7IIIにも「瞳AF」は載っていますが、専用のボタンを押す必要があり、目の認識する確率が少し低かったのですが、こちらはシャッター半押しするだけでかなりの高確率で目にピントを合わせ続けてくれる。なんというか、迷いなく、余裕でビシッと目に合焦するこの感覚はちょっと不思議というか未体験の感覚というか。
これを経験するともう他のカメラには戻れませんなー。多分。少なくともワタシ的には。
 
α9、α7RIII、α7IIIにも順次アップデートでこの新しいAFが載るらしいので楽しみです。

オススメしたいツァイス24mm F1.8。しかし…

α6400+24mm F1.8zeiss単焦点
と、いうわけでα6400とツァイス24mm F1.8レンズの組み合わせが出番多し。
軽いし寄れるし、よく写るしで文句なし。
絞り開放の薄いピント面でもAF任せで気楽に撮れます。
 
α6400買った人にはオススメしたいレンズですが、ちとお値段高め。
でも35mm相当の画角が好きな人は買っても損はないんじゃないかと思います。
保証はしませんけど。
 
24mm F1.4GMもあるんですが、α6400の小型軽量ボディだと(相対的に)少々デカくて重い。
このレンズ、フルサイズ用の開放F1.4レンズとしては驚異的に小型軽量ではあるのですが、
それ以上にボディが軽いので。。。
 
α6400+24mm F1.4GM単焦点

18-135のテレ端遠景の画質は甘くない!?

高倍率キットレンズにもなっている18-135mm 高倍率ズームレンズは解像度も結構高いとの評判ですが、テレ端(望遠端)では遠景の描写が甘いとの評判もあり。
 
α6400+18-135
 
α6500を使用しているときは確かにその通りだと思っていたのですが、α6400ではテレ端での遠景撮影も結構シャキッとしてます。もしかして、18-135のテレ端遠景の画質が甘いのはボディのAF性能のせいだったのでは?という印象。
 
なので18-135のワタシ的評価は現在急上昇中。レンズ側に手ブレ補正もあるのでIBIS(ボディ内手ブレ補正)のないα6400でもある程度手ブレを軽減してくれます。

10-18mm F4レンズの周辺画質は変化なし

α6400+10-18
10-18レンズもα6400へのボディ買い替えでピントの「微ボケ」はほぼ解消。完全に解消した、と断言しないのは、まだそこまで撮影しまくっておらず検証不十分だからに過ぎないのですが。
 
で、この10-18レンズの問題点は広角端での周辺画質の甘さ。というか流れ。こちらはα6400で使っても変化なし。AF性能とは関係ないので当たり前といえば当たり前なのですが、18-135が(個人的に)結構印象激変したのでつい期待してしまった、ということで。
 
F4開放での周辺画質は拡大して見るには厳しいレベル。
F5.6まで絞れば結構良くなりますが、実はF8まで絞ってもやっぱり周辺は甘め。
まあF5.6まで絞れば妥協できるレベルかなと。これだけ軽量コンパクトで35mm判換算15mm相当の超広角撮影ができるということでその辺は仕方ないですね。
手ブレ補正も付いてますし。
 
本気で広角撮影したいときはα7RIII16-35mmF2.8GMの組み合わせで行く、ということで。
α7RIII+16-35
 
こちらの機材についてもまた機会(と時間)があれば書く、かもしれませんです。
それにしてもFE35mm F1.8G単焦点はまだですかソニーさん。
 
 

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