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Nikon 1 V1でも問題なく使える「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」

電動のパワードライブズームと電動レンズバリアー搭載

Nikon 1 の新しい標準レンズ、「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6 PD-ZOOM」(2014年4月17日発売)。
最大径×長さは58x28mm、重量は85gという軽さ。これまでの「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」は最大径×長さが57.5x42mmで、重量は115gだったのでかなり軽く、短くなっています。

特筆すべきは
電動のパワードライブズームと
電動レンズバリアーを内蔵しているところ。

普段はレンズはレンズバリアーと呼ばれるカバーで覆われていて、
コンデジ同様にスイッチを入れるとカバーが開き、レンズが伸びて撮影OKの状態になります。

旧型の、Nikon 1 V1でも問題なく使えます

私はニコン1(通称ニコワン)シリーズの中でも古い機種、Nikon 1 V1を使っていますが、この新型標準レンズの機能は問題なく使うことができています。
他のNikon 1 用の沈胴式レンズはいちいちボタンを押して繰り出してやる必要がありますが、電源ボタン一押しで自動でレンズをカバーするレンズバリアーが開き、レンズが繰り出されて撮影OKの状態に。

もう一度電源ボタンを押すと、レンズカバーが閉じ、レンズが格納されて電源OFFの状態になります。
レンズキャップを外したり、レンズフードを取り付けたりする手間もないので、非常にお手軽。
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)と同じ感覚で使えます。

外観は結構高級感あり(ただし黒のみ?)

外装はかなりプラスチックが多用されているようですが、ズームリングの格子状のローレット加工や、レンズ前面のスピンドル調仕上げのおかげで、なかなか高級感もあります。

ただし、ホワイトやシルバーはズームリング部分のシルバー仕上げがちょっと安っぽく見えるかも?
個人的な感想としては、見た目は黒が一番よろしいかと思います。

少々実感の薄い、「電動のパワードライブズーム」

電動のパワードライブズームはリングをまわすとまわした分だけズームする、というもの。
リングをまわした状態で保持すれば、ずっとズーム端までズームし続けてくれる訳ではありません。
なので、個人的には、あまり電動であるという感覚は感じられませんでした。

動画など撮る時は不利なんじゃないか?
とも思うのですが、正確なズーミングのためにはこの方が良い、という判断なのでしょうか?

そして肝心の写りは…

写りは、EDレンズも使ってあり、そこそこ写ります。
ざっくりとした印象としては、便利ズームの1 NIKKOR VR 10-100mm f/4-5.6ちょっと負けるかなという感じですが、パワードライブが付かない、「1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6」よりは良いのではないかと。コンデジ感覚で気軽に使いたいという人には良いのではないでしょうか?
Nikon 1 の1インチセンサーに開放f/3.5-5.6の標準ズームということで、出てくる絵もコンデジっぽいのは否めませんが、かなり被写体に寄れるところが強みですね。

開放f/1.8の18.5mm単焦点レンズと比べるとさすがに少々凡庸な印象なので、明るい標準ズームも欲しいところではあります。

ちなみに解像度のピークはf7.1〜8くらい。それ以上絞ると「回折ボケ」を起こします。
 

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