ニコンのデジタル一眼レフとNikon 1 のカメラ&レンズの個人的レビューなど

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ニコンのミラーレス一眼カメラ、Nikon 1 J5を「繋ぎ」として入手

Nikon1J5本体と標準ズーム

現れる気配すらない「Nikon 1 V4」

裏面照射型ローパスレスセンサー搭載の「Nikon 1 J5」が登場したのが去年(2015年)の今頃。
「高感度性能の弱さ」というNikon 1 最大の弱点がある程度克服されたことで、このセンサーを積んだVシリーズ機「Nikon 1 V4」の登場に期待を膨らませたのですが、その後いつまで経ってもNikon 1 V4は登場せず。

そして代わりに発表されたのが高級コンデジの「DL」シリーズ。世界的に高級コンデジの市場は伸びているらしので、ニコンがこの市場に参入するのも必然なんでしょうね。(でも発売は少し延期されるようです。詳しくはこちら(外部サイト)→Nikon | ニュース | 報道資料:デジタルカメラの発売に関するお知らせとお詫び

D500の方は来週(4月28日)の発売決定らしいですし、おそらくD810、D750、D610のリニューアルも進めていることでしょうし、Nikon 1 シリーズはどうなってしまうのでしょう?カメラメーカーも商売なので、利益の出る分野に経営リソースを集中させるのも仕方ないことではあるのですが。

とりあえずJ5のセンサーをV3のボディに積んで「Nikon 1 V3 s」として発売してくれないかなと思いますが…ムリですよね。。。

仕方ないので「繋ぎ」としてJ5購入

と、いうことでVシリーズの新型が出るまでの「繋ぎ」としてJ5(レンズなし・本体のみ)を入手しました。Amazonの「出品者」から3,1800円。価格.comの最安値が3.5万円ちょっと(2016年4月上旬時点)なのでそれより安い。

Nikon1J5シャッター周り

お手軽ラインの「J」シリーズなのでEVF非対応、メカニカルシャッター無しなどVシリーズに慣れた身としてはツラいところもありますが、やはり高感度性能の良さは魅力。しかも最近、V1のシャッターに引っかかるような感触が感じられ、ちょっと不安。。。
「繋ぎ」で3万円の出費ならありかと。

ブラックとシルバー、どっちを選ぶか?

Nikon 1 J5のボディカラーはシルバーとブラックの2種類の選択肢があり、ニコンの広告やネットの記事など見てもシルバーがメイン扱いなのですが、現在私の手元にあるNikon 1 用レンズがが全部黒なので素直にブラックを選択しました。

Nikon1J5+標準単焦点仰向け

でも実際に手にしてみると黒づくめでちょーっと地味だったかも?とりあえず、ちょっと明るい色の革ストラップを別途購入して使用しています。これで少しはおしゃれカメラっぽくなった…かも。

Nikon 1 V1との比較

それにしてもコンパクトな外観。V1より1回り半くらい小さい。そしてすごく軽い。
本体が約265g(バッテリーとmicroSDカード込)で標準ズームレンズが約85g。合計約350g。小さいと思っていたNikon 1 V1(下の写真左)がなんと大きく、がっちりして感じられることか。

Nikon1J5とV1

これなら女性のハンドバッグにも入れてもらいやすいでしょう。私のようなガッツリ撮りたい派には少々頼りない気がしないでもないですが…ま、「繋ぎ」と割り切るということで。

レンズとの組み合わせ写真いろいろ

とりあえず手元にある1 NIKKORレンズをいろいろ装着してみました。
10mm単焦点レンズと組み合わせると、小ぶりなボディと見た目の相性はバッチリ。

Nikon1J5+10mm

でもこの10mmレンズ、絞っても周辺解像度がいまいちピリッとしない。パンケーキレンズだから仕方ないのかも?描写は10-30VR(PD)の方が上ですね。。。
 
逆にNikon 1 用レンズとしては巨大な70-300VRを取り付けると小さなNikon 1 J5はレンズのリアキャップ状態。ホールド性は期待できません。なるべく三脚使用推奨ですね。

Nikon1J5+超望遠ズーム
 
個人的には、Nikon 1 用超広角ズームレンズ6.7-13mmVRが見た目的に一番カッコ良いかなと思ってます。写りも色のりも良く、チルト式モニタ搭載のJ5で使うとダイナミックな構図の写真も簡単に撮れてかなり楽しい。※下の写真はストロボを上げて撮りましたが、このレンズでストロボ使うとレンズの影が写っちゃいます。。。(詳しくは後述)

Nikon1J5+超広角ズーム
 
描写性能では1 NIKKORシリーズ最強(と思われる)の単焦点レンズ32mm f/1.2
F1.8まで絞れば合焦点はカリッと、それ以外はふわっととろける濃厚なボケ味が堪能できます。
J5の高画素センサーとの組み合わせは鬼に金棒状態。ただJ5の小型軽量ボディには少々フロントヘビーな感じは否めませんが。。。

Nikon1J5+32mm

それぞれのレンズの個人的評価はこちら(↓)の過去記事をご覧ください。
Nikon 1 用レンズの個人的おすすめランキングその1
Nikon 1 用レンズの個人的おすすめランキングその2

高感度性能は大幅に向上

で、やはり気になるのは高感度性能
ここは評判通りNikon 1 V1と比べるとかなり良くなっています。

V1ではISO800でもかなりノイズが発生してディテールの崩れを起こすので、ISO400以上はなるべく使いたくなかったのですが、J5ではISO800でもノイズは少なめ。当初は画質的に厳しかった1インチセンサー(今は「1型センサー」と言うらしいですが)も随分良くなったな〜と感慨ひとしお。

Nikon1J5のISO感度設定

ISO感度の設定幅は160〜12800ですが、自動ISO感度制御の場合
・160〜800(A800)
・160〜3200(A3200)
・160〜6400(A6400)

の3つの選択肢があります。

画質重視ならISO800までの「A800」、
暗くてもかなり対応できる「A3200」、
多少画質が落ちても高感度が必要な時は「A6400」、
という振り分けのようですね。
そしてさらに非常用で12800(NR)もある、と。想像ですけど。

意外に便利だった、スマホ感覚のタッチパネル

特徴的なのはタッチパネル。この辺はあまりちゃんと予習せずに入手したのですが、シャッターを切るだけでなく撮影済み画像の再生時や各種セットアップ時にも使えます。スマホ感覚でスワイプやピンチ、ダブルタップなどにも対応。しかもチルト式。

Nikon1J5チルト液晶

個人的にすごく良いと感じたのは、背面ロータリーマルチセレクターの「F」(フィーチャー)部分を押すと
・フォーカスモード
・AFエリアモード
・ISO設定
・ピクチャーコントロール
・ホワイトバランス

などの設定にタッチパネルからアクセスできるところ(下の写真)。

Nikon1J5のフィーチャー画面

普段はノイズがあまり乗らないようにISOオート800(A800)にしておいて、
暗くなってきたらISOオート3200(A3200)に変更したり、
逆に十分明るいのでISO160固定にしたり、といった操作も素早くできます。

バルブ撮影は少々厳しい

ところでこのNikon 1 J5、リモコンが使えません
もちろん有線のリモートスイッチも使えません。
三脚撮影の時は2秒タイマー撮影を使ってくれ、ということのようですが、バルブ撮影はどーすんの?
※ちなみに「バルブ撮影」というのはシャッターを押している間、シャッターがずっと開きっぱなしになる撮影方法で、花火の撮影などではよく使う方法です。

Nikon1J5バルブ撮影イメージ

スマホをWi-Fi接続してリモコン代わりにすることは可能ですが、カメラを「バルブ撮影」の設定にするとスマホからシャッターを切ることはできない。普通にシャッターボタンを押せばバルブ撮影は可能なのですが、長時間露光でシャッターボタンを直接押すのはカメラがブレそうなのでやりたくない。

現実的対応としてはタッチパネルを使うことになるのかなと。
パネルをタッチするとバルブ撮影開始。
もう一度タッチするとバルブ撮影終了。
という感じで。

こちらもカメラ本体に触れるためカメラブレを起こすリスクはそれなりにあるのですが、ちょこっと触れるだけで反応してくれるのでシャッターボタンを押すよりカメラを揺らさずに済みそうです。(当然ながらしっかりした三脚が必須です)

ま、このカメラでバルブ撮影することはあまりなさそうではありますが。

どうにも非力なストロボの悩み

Nikon 1 J5は外付けストロボ(フラッシュ)が使えません。リモコンやEVF非対応など同様、お手軽ラインの「J」シリーズなので拡張性の低さは諦める他ない様子。

ポップアップ式の内蔵ストロボはありますが、超広角ズームの6.7-13mm高倍率ズームの10-100mmといった大きいレンズではどうやってもレンズの影が写ってしまいます。いわゆる「ケラレ」が発生してしまいます。できれば外付けストロボが欲しいところです。Nikon 1 V1では専用外付けストロボ「SB-N5」が用意されていて結構便利だったのですが(下の写真左)。

Nikon1J5とV1ストロボ比較

せめて内蔵ストロボに外付けストロボ用のコマンダーモードを搭載してくれれば…なんてJシリーズではやらないですよねそんなこと。

ちなみに内蔵ストロボ使用時のシャッター速度は最速で1/60秒
Nikon 1 V1はメカニカルシャッターで1/250秒まで行けるのですが。。。

日中晴天屋外で逆光時の人物撮影などはストロボで影を消したいところですが、そういう状況でストロボを使用すると絞りをMAXのF16まで絞っても全然足りずに露出オーバー。

Nikon1J5+ND16フィルタ

そこで40.5mm径のND16フィルタを11-27.5mmズームレンズに取り付けてあります。
「日中屋外スペシャルレンズ」と勝手に命名しております。
(現行標準ズームの10-30VRはフィルター使えないので。)
これで晴天の直射日光のもとでもF8くらいまで絞れば一応露出オーバーは回避しつつストロボ撮影可能です。
とはいえ内蔵ストロボはパワー不足でガイドナンバーが「5」しかないので効果も控えめですが。

それにしても…Nikon 1 の未来が読めない件

そんなわけでしばらく小型一眼デジカメはNikon 1 J5を使って行くことになりそうです。
そもそもVシリーズの新型をニコンが発売してくれるのかどうかも現状ではわかりませんし。

Nikon1J5本体と標準単焦点とズーム

Nikon 1 J5はそこそこ売れているようですが、ほぼ毎年新型が登場してきたJシリーズも今年は新型、つまり「J6」の話は聞きません。少なくとも今のところは。
「Nikon 1」というシリーズ自体をニコンが見捨てるとは思いたくないのですが、ニコワンにかなり入れ込んでいる自分としては今のNikon 1 の未来が読めない今の状況は少々辛いですね。

カメラボディにレンズ数本と外付けストロボなどが小型のバッグに収まってしまうNikon 1 のシステムは良いシステムだと思うので、今後のセンサー性能の向上とともにまたニコワンが盛り上がって行って欲しいところです。
 

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