ニコンのデジタル一眼レフとNikon 1 のカメラ&レンズの個人的レビューなど

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「渾身のDX」ニコンD500 16-80 VR レンズキット購入

D500&D750ペンタ部

「買わないようにしなければ」と書いたのに…

 ニコンのDXフラッグシップ機、D500購入しましたので今回はこの件について書きたいと思います。購入したのは16-80mm f/2.8-4Eレンズとのレンズキットです(上の写真手前)。今年の頭に購入したD750と並べて撮影してみました。

 確か以前のエントリで「D500を買ったら、DX用のレンズにまた散財する羽目になるから、D500は買わないようにしなければ」というようなことを書いたような気もするのですが。Amazonでカメラ雑誌のCAPAの電子書籍(Kindle)が99円セールをやっていて、何冊か買って読んだのも背中を押された感じ。D500の良いところをいろいろ再確認してしまったのですよね。ニコンの言うところの「すべてを凝縮した、渾身のDX。」をやはり手にしたかったのです。個人的には某社APS-C一眼からニコンFX(フルサイズ)機に乗り換えて以来、久々のAPS-C機となります。

D500背面

 ちなみに上の写真はレンズフードを「HB-25」に交換(後述)、別売のアクセサリーシューカバー「ASC-01」を装着、背面モニタにはNikon 液晶保護ガラス「LPG-001」を貼ってます。ストラップもD500付属品ではありません。

「すべてを凝縮した、渾身のDX。」その内容。

ということで、D500の主な長所を並べてみます。

・ファインダー内のほとんどを埋め尽くす153点AFエリア(上下に多少空きがあるけど)
・約20メガピクセルのセンサーはローパスフィルターレス(個人的には20メガくらいが適量)
・モードセレクタや背面左のボタンにイルミネーター付き(ニコンDX機初)
・秒間10コマの超高速連写(あまり連写する方ではないけど)
・しかも200連写可能(14bitRAW+JPEG Largeでは無理らしい)
・BluetoothでスマホのGPS情報が使える(iPhone用アプリもリリースされましたし)
・シャッター速度は最大1/8,000秒(D750は最大1/4,000秒)
・炭素繊維強化樹脂&マグネシウム合金による軽量ボディ(軽いは正義)
・チルト式の背面モニターはタッチパネル

D500チルトモニター

 サイズ、重量は同じニコンのFX(フルサイズ)一眼レフの「D750」(下の写真右)とほぼ同じ。D500の方がわずかに大きく、重いですが、数値上はほぼ同じと言って良いかと。

D500&D750

APS-C機にはとても見えないゴツ目の外観

 最初の印象は「デカい」というか「ゴツい」。APS-C機にはとても見えない。ニコンプラザで見たときも無骨な印象はあったのですが、自宅で見るとさらに無骨。数値上はD750とほぼ同じ(微妙に大きい)ですが、実際は結構大きい印象。なで肩気味のD750に比べていかり肩で、ボディの厚みが厚い。それでもD300よりは薄く、グリップの握りも深くなっているのだとか。

D500上部モニタ

 薄すぎないボディのおかげで上面の液晶パネルが大きく情報量豊富。ボタンもたくさん付いていて、見た目にもメカメカしい。

D500上部正面

 特に軍艦部の左右からショルダー部へ伸びる強めのキャラクターラインが印象的です。さらにその上の逆R(凹み)形状や上面に刻まれたV字ラインなどとのコンビネーションで無骨さを強調した造形。最近の自動車デザインでグリルに向かってギュッと絞り込んだような強面のデザインの車が増えていますが、D500のデザインもそういう方向性のデザインかと。

 D5もこの方向のデザインですね。やはりニコンのカメラは無骨なデザインがキャラ的に合ってるのでしょう。70-200VR2のような大柄なレンズを装着しても迫力負けしていない、と思います(下の写真)。サイズの近いD750よりも見た目の印象はかなり立派です。

D500+70-200VR2

D500&D750上面

 D750(上の写真右)はカメラ全体につながり感のある曲線で綺麗にまとまっていてデザインもすっきり洗練されていますし、スリムな軽量ボディで持ちやすいのですが、ゴツいレンズをつけると少々ボディが迫力負けしている感じは否めないので。

丸型アイピースにボタンイルミネーションなど。

D500アイピース

 ファインダーのアイピースはシャッター付の丸型。D300は角形だったと思うので、ここもグレードアップしています。やはり個人的には、ファインダーは丸窓が嬉しい。

 ネットや雑誌の評価では、D500のファインダーの見え具合は「APS-C機としてはかなり大きく、見やすい」とのこと。個人的にはフルサイズ機のファインダーに慣れているのでフツーな印象ですが、フルサイズと比べても「フツーな印象」ということはDX機としては相当良いのかなと思います。

 ファインダーの左右目一杯に広がるフォーカスポイントでファインダー内のかなりの部分に自動でピントが合ってしまいます。AF-Cなら顔認識もしてくれますし。ただ、フォーカスポイントの四角は大き目で、ちょっと大味な印象。あくまで選択可能なポイントを大きく示しているだけらしいのですが。

D500イルミ

 モニター左とその上のボタンはイルミネーション付き。多分D一桁機にしか採用されていないんじゃないかと思うんですが、D500は本当に「ミニD5」的な造り込みがされています。花火撮影の時など、ペンライトで照らして操作したりする必要はもうありません。

DXならではの小型軽量標準ズームレンズ

D500+16-80VR

 今回D500のキットレンズとして入手した「AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4E ED VR」。35mm判換算で24-120mm相当のズームレンジを持ちつつ、F2.8-4の明るさ。FX用の24-120 f/4のDX版ですが、小型軽量で、設計も新しい。この標準ズームレンズだけで日常的な撮影は大体カバーできそうです。

24-85&16-80

 サイズはFX用の24-85(上の写真左)より若干大きいのですが、だいたい同じくらい。重量も同様で24-85の465gに対し16-80は480g。性能を考えると随分小型軽量です。DXの恩恵ですね。ちなみに上の写真のレンズのフードはどちらも、ちょっと古いレンズ「AI AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF」用の「HB-25」に交換しています。どちらも問題なく使えていますが、マネされる方は自己責任でお願いします。(「HB-25」についての詳細は24-85VRのエントリをご覧ください)

 16-80付属の巨大な角型レンズフード「HB-75」はロックも付いていて、見るからに遮光性能が高そうなんですが(下の写真)、個人的にはちょっと違和感を感じてしまいます。カメラバッグの中でもかさばりそうですし。

D500+HB-75

自分には当分関係ない…と思っていたXQDカードも入手

XQDカード

 「XQDなんて自分には当分関係ない」と思っていたのですが、その日は予想より大幅に早くやってきました。CFカードよりコンパクト。専用カードリーダーはちょっと割高ですがUSB3.0接続ということもあり、読み書きは高速。XQD自体もちょっと前に比べれば安くなりましたが、128GBで約1.7万円。。。正直高価ですが、440MB/sの速度を考えれば致し方ないところかと。せっかくのD500のパフォーマンスも目一杯楽しみたいですし。

Bluetooth接続はやっぱり便利

 個人的にD500の機能の中でも注目していたBluetooth通信機能。「Bluetooth low energy」とかいうもので常時接続にも新対応したとのこと。

D500&iPhone

 スマホ用アプリ「SnapBridge」のiPhone版も最近リリースされたので、iPhoneユーザーの自分にもその恩恵が受けられます(ただし、カメラのファームウェアをバージョンアップする必要がありました)。カメラの時刻も自動で合わせてくれて、撮影データにGPS情報がつけられる。もうこれで「この写真、どこで撮ったんだっけ?」と悩まなくて済む…はず。まだあまりしっかり試せてないんですけど。スマホへの自動転送をオンにしておくと撮影した写真が2MBサイズでスマホに自動送信されるので、スマホからSNS投稿もクラウドサービスへの送信も簡単にできます。ただしスマホのカメラロール(写真フォルダ)はどんどん埋まって行きますが。とりあえず「スマートフォンへの自動送信」と「通信機能」は「マイメニュー」に登録しておいて必要な時だけこまめにオンにするようにしています。

D500マイメニュー

背面タッチパネルに液晶保護ガラスを貼っても問題ない様子。

 背面モニタはD750同様のチルト式。しかもタッチパネル機能付。ただし、Nikon 1 J5のようにワンタッチで背面液晶から各種設定をタッチして変更する、ということはできない様子です。

D500背面モニタ

 とりあえずモニタがむき出しなのはなんとなく怖いので、(この記事冒頭にも触れたように)ニコンから発売されている別売の液晶保護ガラス「LPG-001」を取り付けています。当初「カバーガラスを付けるとタッチパネルの感度が下がってしまうかも?」と不安を感じつつ装着しましたが、問題なく使えています。厳密に比べたわけではないので、感度に全く影響がないかどうかは不明ですが、個人的には影響なしの印象です。

で、肝心の画質について

 肝心の画質ですが、DX(APS-C)センサーなのでボケの量ではどうしてもFX(フルサイズ)に負けます。が、開放F2.8のレンズを付ければ結構ボケます。F1.8クラスの単焦点レンズを絞り開放で使ってもイメージサークルの小さいDXフォーマットなので周辺の流れは少なめ。

 画素数を2088万に抑えていることもあり、ダイナミックレンジも結構ある。常用感度はISO51200までとなっていますが、実際には10,000を超えると結構ノイズが増えてくるので、個人的にはISO6400以下で使いたいところです。でもフルサイズセンサーを積んだD750でも似たような感じ。

 つまり…画質はFXとの差は少ないかも?大きなボケや超多画素を求めないのであれば、積極的にFX(フルサイズ)を求める必要は無くなってきているのかもしれません。某社のAPS-C機からフルサイズのニコンD700に乗り換えた時は、あまりの画質の差に「もうAPS-Cには戻れない!」と感動したのですが「APS-Cでも良いかな?」なんて思い始めてます。。。

「超本気」モードのシャッター音

 シャッター音はD750とD500でかなり印象が違います。D750は「カシャン」という感じでシャッターを切ったあと少し残響のようなものを感じるのですが、D500は低く抑えた「カッ」という音しかしない。一瞬「えっ!?」と思うほど、ユルさを全く感じさせない「超本気」モードのシャッター音。

D500上部斜め

 最高で秒間10コマの高速撮影を実現するためにはこの切れ味が必要なんでしょうね。70-200VR2あたりを装着して高速連写すると結構な異次元の撮影体験が味わえて、無駄にレリーズ回数を増やしてしまうかもしれません。連写しなくても、高性能な道具を使っているという満足感は満喫できると思います。
 

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