小型軽量のお気軽ストロボ・Nikon スピードライト SB-300
「出先でちょっと使いたい」となると重いストロボは少々ツラい。
前回に引き続きニコンD750購入がらみの話で恐縮ですが、今回は外付ストロボ(スピードライト)SB-300を購入したお話です。上の写真左、D750の上に付いているのが今回購入したSB-300で右が以前から使っているSB-700です。
(SB700にはSB600付属のスタンド「AS-22」を着けています)
既に外付ストロボはSB-600とSB-700を所有していて、これらはワイヤレス発光に対応しているのでアンブレラ使ったり多灯ライティングもできたりと便利ではあるのですが、「出先でちょっと使いたい」となると重いわデカいわで少々ツラい。
持ち運びもかさばりますし、カメラのホットシュー(カメラの上に付いているストロボ嵌めるところ)に取り付けるとかなりトップヘビー。単3電池を4本も内蔵しているので電池込み454g(実測値)という結構な重量となります。上の写真でD750に付けてあるレンズ「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」の重量が385gなのでレンズより重い。なので長時間使用では握力勝負の度合いが増してきて、これで親指AFなんかしたら手がツりそうです(笑)。
メーカー純正ストロボとしては比較的安価。
一方、SB-300は単4電池2本内蔵で124g(実測値)という軽さ。もちろんその分光量は少なめなのですが、晴天屋外で濃い影が出てしまうのを日中シンクロで緩和するとか、夜景撮影で人物だけちょこっと明るくしたいとかそういう使い方のときはこれで充分使えるだろうということで。
しかもネット通販最安値はこのエントリを書いている時点で1.5万円程度。メーカー純正ストロボとしては比較的安価なので一つ買っておいても良いかな?ということでポチりました。
小振りなのであまり威嚇的な雰囲気にならないのも良いかなと思ってます。小さくシンプルですが安っぽさはあまり感じません。カメラの内蔵スピードライトに近い感じですが、発光位置の高さは確保できるのでレンズの影は出にくいと思われます。個人的には日中シンクロ撮影などではストロボの調光補正をマイナスで使うことが多いので、光量の少なさは問題にならないことのほうが多いだろうと。
超シンプル&お気軽にストロボ撮影(しかもおまけ付き)
背面も超シンプル。電源ON/OFFのスイッチとREADYランプがあるのみ。
Nikon 1 用の「SB-N5」とほとんど同じ操作感です。
電源スイッチ入れてREADYランプが点灯したら使用OK。お気軽です。
しかもフラッシュヘッドは上に120度まで回転可能。バウンス(bounce)撮影までできてしまうというおまけ付き。これは内蔵ストロボにはない機能ですね。まあガイドナンバーが18しかないという事もあり、バウンスではさすがに光量不足が露呈しやすいのですが、室内で立って撮影する分にはストロボから天井までの距離が短いので、結構反射光が行き渡ります。
真剣にバウンス撮影したいときは光量の大きなストロボの出番、ということで。
先述のNikon 1 用外付ストロボの「SB-N5」同様にスウェードのポーチ付き。
「SB-N5」は横方向にも首が振れ、電池はカメラの電池を使用するのでさらに軽量です。
しかし、はじめてのテスト撮影でいきなり焦る
で、ニコンD750にくっつけて屋外でテスト撮影してみたのですが、ボディが薄いD750はカメラ上面のスペースも狭いせいか液晶表示窓が小さく、ストロボの発光モードの表示がありません。
これまで使っていたD700だとカメラ上面の液晶表示窓にストロボモードが常に表示されるのですが。
実はストロボの設定をいじっている時にストロボの発光モードを「赤目軽減モード」にしてしまっていたのですが(まだD750に慣れてないもので)、これに気づかず撮ろうとしたら、シャッターを切ってから実際にレリーズするまで1秒くらいのタイムラグ発生。日中シンクロだったので赤目軽減用の光をカメラが発している事も気づかず、「えっ!?なんで!?」と焦ってしまいました。
D750の場合、軍艦部左側面(撮影者から見て)のフラッシュマークの付いたボタンを押せば背面液晶にストロボ設定情報が表示されるという仕様なのですが、失念しておりました。
そんなこんなで少々焦ったりもしましたが、お出かけのお供には良いストロボなのではないでしょうか?青空を背景に逆光気味の桜など撮るときにも活躍してくれそうです。
これでワイヤレス(スレーブモード)にも対応していたら最高だったんですけどね。。。