Nikon D750のRAW現像ソフトは「Adobe Lightroom」にする方向です
今回もニコンD750絡みのお話です。
Nikon D750を購入して早いものでもう2ヶ月ほど経ちましたが、結構困ったのがRAW現像。
これまでD700等のデータで愛用してきたニコンのRAW現像ソフト「Capture NX 2」ではD750のデータは開くことができません。
その代わり(と言って良いのか微妙ですが)「Capture NX 2」の後継ソフト「Capture NX-D」が用意されていて、無償でダウンロードできるようになっています。
とりあえずはこのソフトを使ってなんとかなるか、と思ったのですが。。。
「コントロールポイント」機能が失われるなど、「NX 2」に比べて機能低下したとの悪評高い「NX-D」ですが、同じニコン純正ソフトということもあり、仕上がりはこれまでに近い感じで現像することができました。
しかし動きがどうも重い。
D750の14bit RAWデータは30MBくらいあるので実際重いのですが、この動作の重さは正直ツラい。
で、いきなり落ちる。。。
つまりソフトウェアが何らかのエラーで突然終了してしまいます。
まあそんな評判もWebで見てはいたものの「NX-Dも公開されてしばらく経つので大分改善されているのでは?」と思っていたのですが…。やはりいまいち使い勝手が良くない。無料RAW現像ソフトだから仕方ないのかも知れないんですが、有償版のNX2も打ち切らずに続けて欲しかったな〜と。
パテント絡みの問題なども色々と事情があるようですが。
慣れない「Adobe Lightroom」の現状の不満点3つ
と、いうことで汎用RAW現像ソフトとしては定番の「Adobe Lightroom CC」を導入しました。
上のリンク先を見ても分かる通り、正式名称は「Adobe Photoshop Lightroom CC」のようです。
しかしこちらも全然不満がないかというとそうでもない。
主に気に入らないのは下記の3点。
【1】撮影時に使用したフォーカスポイントが表示できない
【2】歪み補正(レンズプロファイル)が自動では適用されない
【3】読み込んだデータの色がD750のオリジナルとは微妙に異なる
【1】はニコン純正ソフトではないので仕方ないところかと。
確認したいときはニコン純正のView NX-iで別途確認するしかなさそうです。
【2】はチェックボックスにチェックを入れれば良いのでまあ良いかと。
読み込み設定を工夫すれば何とかなるのかも知れないのですが、まだそこまで使いこなせてないだけなのかもしれませんし。
【3】もニコン純正ソフトではないので仕方ないのかも?
結局RAWデータというのはセンサーがキャッチした生の情報なので、そのデータを解釈するアルゴリズム(仕組み)が異なれば出て来る色が微妙に違うのは当然、ということのようです。
でも個人的に最も「嫌だなあ」と思ったのはこの【3】なのですが、どのみち後加工でホワイトバランスを弄るのでD750のオリジナルにこだわる必要はないんですよね。。。
ということでどれも決定的な問題とは言えない状態。ひとまずはNikon D750のRAW現像ソフトは「Adobe Lightroom」にする方向です。ライトルームを使っている人は多いようなので、ある種必然的帰結なのかもしれませんが。
とりあえず重たいD750の14bit RAWデータでもそこそこ快適に動作してくれているので、後は少しずつ慣れて行こうかなと。何しろまだ慣れてないんですLightroomに。なかなか思った色が出せなくて結構苦労してますが、そのうち慣れるでしょう。きっと。
慣れ親しんだCapture NX 2が使えなくなったのは悲しいんですが、デジタルモノの宿命なんだろうなと。パソコンもスマホも数年経つと時代遅れ感が強くなって使いづらくなって来るように、デジカメや周辺機器も常に乗り換え続けて行かざるを得ないようで。デジタル化の恩恵を受け続けるのも結構大変ですね。